「転職回数が多くても大丈夫!」というデータの検証

転職回数

今回はBusiness Media誠に掲載された面白記事 『転職は何回までOK? 転職回数と成功率の関係』 のはなしです。対象者はDODAの転職サービスを利用した人です。

DODAの記事の結論

DODAはこの調査結果を次の様に分析しています。

初めての転職者の成功率を100とした場合、年齢が高い層ほど、2回目以降の成功率が高いことが分かった。2回目以降の成功率をみると、24歳以下は58、25~29歳は85、30~34歳は86、35歳以上は111という結果に。3回目になると、24歳以下は28、25~29歳は41、30~34歳は56、35歳以上は91で、29歳以下は50以下だったが、35歳以上は90以上と高い成功率だった。

ビジネスの複合化やグローバル化、新規事業へのチャレンジ、イノベーションなどが求められている企業が、経験を重ねた転職者を求めているのではないか。経験やスキルがあまりない若手を中途採用して育てるよりも、即戦力として中堅・ベテラン層を積極的に採用する企業も増えている

これにわたしを当てはめると、転職回数は4回以上に分類されるので、成功率は50%となります。

わたしはこの記事をどう見たか?

ずばり、『転職回数が多くても、歳を重ねればそのマイナスポイントは薄まる』 とこのデータは読み取れます。20代や30代前半で転職回数が4回以上だと、”転職しすぎ”と思われてしまいますが、これが35歳を超えてくると、”まぁ、その歳ならば、それくらい転職もするよ”って具合に変換されるんです。

もうひとつ面白いのが、『35歳過ぎで初めての転職はマイナスで、逆に1回くらいは転職してたほうがいい』という結果が出ていることです。これものすごくいいデータです。経験を重ねることってすごくいい事ですが、それが1社だとなんていうか・・経験値不足に見えてしまいます。

転職者を受け入れる会社って、それなりに人材が流動しています。転職経験者が周りにいっぱいいる環境です。一方で終身雇用な会社は、どんどん新卒が入ってきてそれがエスカレーター式にシフトしていって・・・前者のような会社の採用担当に自分がなったとして、どちらのタイプを採用しますか?わたしなら、転職経験者です。

35歳以上がアツイ!って記事はDODAは以前も書いてます。“35歳転職限界説”が崩壊? 転職した人の平均年齢上昇中のはなし という記事がそうなんですが、転職成功者の平均年齢って31歳なんです。6年で2歳上がっていて、ずっと上昇傾向です。

ただ・・・

大手転職サイトに会員登録しているユーザーの年齢分布は、想像以上に・・・大手転職サイトに会員登録している人の年齢分布は?という記事に書いたとおり、DODAの会員登録状況は他の転職サイトよりも若い人が多いんですよね・・・DODAも年齢シフトを本気でしてくるんじゃないかと期待してます。

第二新卒ブームが以前はあったんですが、この35歳以上がアツイ!という転職市場の傾向はしばらく続くんじゃないか?と思っています。

20代・30代・40代・50代の大手転職サイトに会員登録している人の年齢分布は?

2013/06/13

わたしが最もお世話になった転職エージェント→   リクルートエージェント

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ABOUTこの記事をかいた人

35歳転職限界説を突破して2回内定をGet、5つの会社を渡り歩いたジョブホッパー。人生トータルでは日系・外資系企業合わせて8回内定。ムダに転職活動経験が豊富で、転職エージェントを11社利用する。マネージャーとして面接官の経験もあるため、採用する側の論理も理解している。転職完全ガイド(晋遊舎)という本に、わたしの転職ノウハウが掲載される。