「大学職員はラクで高給取りで、残業がない?」と考えている人が気づくべきこと

大学職員 楽

このブログで未だに人気があるのが、大学職員への道というシリーズです。わたしが大学職員に挑戦したのは、7,8年前のこと。アクセスが多いけど学生数はそんなに増えない、どっちかな?と思っていたら、今なお人気があるそうです。

リクルートワークス研究所の主幹研究員の豊田義博さんの記事「希望職種は大学職員」が意味するものを読むと、その理由がさらに詳しく分かります。豊田さんによると、

若手社会人の人気職種は、大学職員なのだという。(略)背景はいろいろあるのだが、その最たるものは、彼ら若手が希望するような仕事がないからだという。その希望とは、と問うてみると、返ってきた答えは「定時に帰れて、雇用が安定していること」。その代名詞が、大学職員なのだ。
引用元:http://www.works-i.com/column/works02/%E8%B1%8A%E7%94%B0%E7%BE%A9%E5%8D%9A06/

わたし自身も、同じような理由で「大学職員」を目指したことがあります。このブログにもありますが、そのときの”不純な理由”はこちら。

1.高給である(40歳で1000万?)
2.残業がほとんどない
3.年20日以上の有給休暇完全取得や長期休暇の取得が可能
4.安定感も抜群
5.ラク

たぶん、若手社会人の方々もわたしの記事を読んだり、他のネット情報を収集した結果、未だに人気なのだと思います。豊田さんは長期にわたって、大学職員の方々とお仕事をしているそうなのですが、ここ10年で大きく変化していると感じているそうです。確かに、20年前は言われたことしかやらなくていいという大学職員はたくさんいたとのこと。しかし、少子化による大学再編や経営危機などにより、上に書いてあるような環境でもないようです。

特に、SD(Staff Development=職員の能力開発)が義務化されます。ブラック企業2013にエントリーされた東北大学のホームページにも、具体的なプログラムが掲載されています。その一部をご紹介しますと、

ここでいう「大学変革力」とは、(1)情報収集とデータ分析によって大学内外の状況を把握できる精緻な「状況分析力」、(2)それを踏まえて新たな課題を発見し、その解決に向けた思考を展開し深めることのできる柔軟な「課題発見力」、(3)課題解決に向けて実行可能性の高い改革案を企画・提案し、他者を巻き込みながら実現に至る「企画提案力」からなります。
引用元:http://www.ihe.tohoku.ac.jp/CPD/sdp

これだけ時代の変化が激しいのに、立ち止まって ”のほほんと” 仕事していると、完全に取り残されていることになります。東京都職員も、トップの交代によって残業の見直しなど、働き方の変化を求められています。大学職員であったり、公務員は安定しているといいますが、今やそういったところでも変革が起こる時代です。

大学職員になりたい理由が、以前のわたしと同じならば、考え直したほうがいいかもしれません。少なくとも大学職員の世界にも、変革の波が押し寄せているようですよ。そして、急激に変化への対応を求められることになっている大学職員の方々も、苦労されているかもしれません。もし、本当にのほほんとお仕事されてきた場合に限りますが・・・

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ABOUTこの記事をかいた人

35歳転職限界説を突破して2回内定をGet、5つの会社を渡り歩いたジョブホッパー。人生トータルでは日系・外資系企業合わせて8回内定。ムダに転職活動経験が豊富で、転職エージェントを11社利用する。マネージャーとして面接官の経験もあるため、採用する側の論理も理解している。転職完全ガイド(晋遊舎)という本に、わたしの転職ノウハウが掲載される。