面接でよく聞かれる質問として
- あなたの5年後のキャリアプランを教えてください
- 10年後、この会社であなたは何をしていたいですか?
- あなたの人生設計やビジョンについて、説明してください
などがあります。正直なところ、「そんな先まで分かりません」と言いたくなるのですが、面接官がそういった答えを求めてないので、ムリに回答を作ります。最近は、100万部を超えるベストセラーになった「嫌われる勇気」を読んだ面接官も多いですから、
「いまを一生懸命頑張った先に、何かが見えてくると思います。目の前のいまに集中します」
という答えもOKかもしれません。しかし、「嫌われる勇気」を全員が読んでいるわけではないので、リスクある回答になってしまう可能性は大です。R25が30歳から35歳のビジネスマン、200人に「何年後までキャリアプランを思い描けている?」というアンケートをとったところ、次のような結果になりました。
・1年未満 48.5%
・1年先まで 21.5%
・2年先まで 7.0%
・3年先まで 11.5%
・4年先まで 0.5%
・5年先まで 3.5%
・6~10年先まで 3.0%
・11~15年先まで 0.0%
・15年以上先まで 4.5%
引用元:http://r25.jp/career/00053515/
70%の人は、長くても1年程度しかキャリアプランを描けていないという事実が明らかになりました。明確なプランが見えている人の中には、プロジェクトが終了する、そもそも転職する予定であるなど、分かりやすい答えも多くありました。
逆に15年先まで見通すことができる人は、将来の独立のためのステップなど、自分がやりたいことが明確になっているという答えもありました。やりたいことではなく、なりたい「役職」をモチベーションにして、先を見通す人もいます。
面接において一番強いのは、自分のやりたいことが明確になっていて、そのプロセスと転職先の業種や職種がマッチしているケースです。いわゆる会社側と自分のキャリアでwin-winの関係になるので、採用する側も安心です。
結局、先を見通せないということは、「自分のやりたいことが見つかってない」ということです。わたしのように、その場しのぎでキャリアプランを答え続けていた結果、ジョブホッパーになってしまいました。面接での演技は、一応うまくいっていたのでホッパーになれたのですが、やはり自分のやりたいことが本当に見つかっていないから、その場しのぎを続けたのだと思います。
意外とやりたいことを見つけられない人は多いので、キャリアプランを作る前に本当にやりたいことを見つけることが大切だと今更ながら感じます。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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