わたしは転職エージェント11社の利用経験があり、その都度「履歴書・職務経歴書」を指導されてきました。履歴書・職務経歴書の指導は、転職エージェントの腕の見せ所でもあるので、熱心に指導してくれます。
転職回数が多いわたしは、エージェントや人事から見ると決してキレイなキャリアとは言えないようで、修正したくなる履歴書を見栄えよく修正してくれました。そういった、転職回数が多くキャリアが汚いと言われる人が、書類選考に通る履歴書・職務経歴書に変えるための2つのコツをご紹介します。
社歴はまとめて書く
平成25年入社、令和2年退社という履歴書の社歴欄ですが、以前はかなり細かく書いていました。
例えば資本が変わって社名が変更されたときも、すべて書いていました。5社で働いた経験があるのですが、細かく書くと8社になります。社歴がたくさん並んでいる履歴書を見ると、転職エージェントのアドバイス通り、確かに転職回数が多い人に見えてしまいます。
1つの会社で3回名前が変わった会社もあったので、そういう場合は入社時と現社名を表記しておけばよいと教わりました。出向した場合も、職務経歴書上だけで表現すればいいという人もいました。会社がずらっと並んでいるだけで、拒否反応を示す人事もいるので、履歴書の「パッと見」の印象をよくしておきましょう。
キャリアに一貫性がなくても統一感を意識する
わたしは生産管理のお仕事、ITコンサルタント、数値管理など統一感のないキャリアを築いてきました。その割になんとか内定をもらえたのは、履歴書や職務経歴書に統一感を持たせていたからだと思います。
正直にいうと、同じ職種を何年もやると飽きてしまうので、できるなら全く違う職種の仕事をやりたいと思うタイプです。しかし、歳を重ねれば重ねるほど、そういうことは認められないのが日本社会です。キャリアに統一感がないと、今回はなぜうちの会社に応募したの?と、面接ではよく聞かれました。
それでも、キャリアで共通していたのは「モノを扱う」ということでした。モノをいろんな角度から見る、生産現場であったり、システムであったり、数字であったりと。いろんな視点で見ることができるほうが、当然強いだろうと、面接ではよく言いました。
書類選考で落ちた会社はいっぱいありましたが、それでも内定をもらえたのは、この話で納得してくださる会社も一定数いたということです。キャリアで転職回数が多くても、どこかに共通する「何か」があるはずです。強引にでも、キャリアの軸を見つけて、それを自分のポリシーやキャリアプランだと言い張ることで統一感を生み出すことができます。
もうひとつ、卒業した学部や学科とキャリアが関連しているならば、そちらも統一感に使えます。学生時代学んだことを、社会人でも生かそうと考えてきたというストーリーにします。
長い間、そういう思いで転職回数を重ねてきた感じが、好きな人事は多いです。転職回数が多く、キャリアが汚いと言われる人は、こういった視点で職務経歴書を書いてみてください。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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