わたしは11社の転職エージェントを利用した経験があり、その都度「履歴書・職務経歴書」を指導されてきました。以前ブログに書きましたが、「履歴書・職務経歴書」の指導は転職エージェントの ”売り” でもあるので、熱心に指導してくれます。
わたしのキャリアは、エージェントや人事畑の人たちから見ると決してキレイなキャリアとは言えないようで、面接ではツッコミたくなる履歴書だったようです。エージェントは、なんとか見栄えのいいよう修正してくれました。そういった、一般的にキャリアが汚いと言われる人が、人事ウケする履歴書・職務経歴書に変えるためのポイントをご紹介します。
1.社歴はまとめて書く
履歴書に書く、平成25年入社、平成28年退社という社歴の欄ですが、以前のわたしはかなり細かく書いていました。例えば資本が変わって、社名変更になったときなども、すべて細かく書いていました。5社で働いた経験があるのですが、それらを細かく書くと8社になります。こうやってブログの文面で見るとそうでもないのですが、社歴でぎっしり埋まった履歴書を見ると、エージェントの言う通り、確かに転職しまくっている感じが出ています。
1つの会社で3つ名前があった会社もあったので、そういう場合は入社時と現社名を表記しておけばよいと教わりました。出向した場合も、職務経歴書上だけで表現してもいいという人もいました。会社がずらっと並んでいるだけで、拒否反応を示す人事もいるので、履歴書の「パッと見」の印象操作をするということなんでしょうね。
2.キャリアがバラバラでも、統一感を出す
わたしは生産管理のお仕事、ITコンサルタント、数値管理などなど、本当に統一感のないキャリアで来ました。その割になんとか内定をもらえたのは、強引に統一感を出していたからだと思われます。
正直にいうと、同じ職種を何年もやると飽きてしまうので、できるなら全く違う職種の仕事をやりたいと思うタイプです。しかし、歳を重ねれば重ねるほど、そういうことは認められないのが日本社会です。キャリアに統一感がないと、今回はなぜうちの会社に応募したの?と、面接ではよく聞かれました。うちは、関連性はないのではと。
それでも、キャリアで共通していたのは「モノを扱う」ということでした。モノをいろんな角度から見る、生産現場であったり、システムであったり、数字であったりと。いろんな視点で見ることができるほうが、当然強いだろうと、面接ではよく言いました。
書類選考で落ちた会社はいっぱいありましたが、それでも内定をもらえたのは、この話で納得してくださる会社も一定数いたということです。キャリアがバラバラでも、どこかに共通する「何か」があるはずです。強引にでも、キャリアの軸を見つけて、それを自分のポリシーやキャリアプランだと言い張ることで、なぜか統一感を生み出すことができます。
もうひとつ、卒業した学部や学科とキャリアが関連しているときも、強引につなげます。学生時代学んだことを、社会人でも生かそうと考えてきたというストーリーにします。長い間、そういう思いでやってきたという感じが、好きな人事は多いように思います。ちょっと黒い感じが漂う内容ですが、キャリアが汚いとよく言われる人は、こういった視点で職務経歴書を書いてみてください。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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