将棋の世界では、藤井聡太さんが勝ちまくっています。将棋は年齢や段位とは関係なく、勝敗がつきます。何歳でも勝ちは勝ちですし、棋聖だろうが名人だろうが負けるときは負けます。
この感じ、実は会社の中でも起こり得る話ですよね?
会社員同士で1対1の対決という場面は、まずありません。企画案対決で、そういう場面があるかもしれませんが、それでもガチンコにはなりません。なぜなら、その企画を出した人のバックグラウンド(今までの実績、信頼度、社歴、役職)などが、純粋な企画よりも見られてしまってガチンコで評価されないからです。
本当に企画を選ぶのなら、誰が考えたかを伏せてコンペすべきだとわたしは思いますが、とにかく差しでの対決はほとんどありません。
上司として、部下や後輩からの突き上げを食らったことはありますか?
わたしはありますが、なんていうんでしょう。心地よさもあったのですが、自分の奥底にある妙なプライドを感じることもありました。その4つのプライドがこちらになります。
目次
年齢というプライド
わたしの方が人生長く生きているという、本当につまらないプライドです。長く生きていれば、酸いも甘いも嚙み分けることができる、正しいジャッジができると思い込んでいる自分がいて、本当にイヤになりました。
社歴というプライド
わたしは部下や後輩より、この会社に長くいる。この企画が社内的に波紋を広げることは目に見えているという・・・長く会社にいればいるほど、勝手に壁を作ってしまう社歴というプライドです。
役職というプライド
自分はマネージャーだから、権限がある。どんなにいいアイディアだとしても、「マネージャーとして」はその案は通すわけにはいかない・・・社内的にも問題があるといった、役職に紐づくプライドです。
実績というプライド
わたしは今まで、企画を100本通してきた。営業成績で1番になったことがある・・・など、過去の栄光をいつまでも引きずっているプライドです。後輩や部下のすばらしい企画に対して、素直にすごい!と認めればいいのに、自分の実績と比較してしまう・・・つまらないプライドです。
藤井さんのような輝かしい部下が入ってきたとして、これら4つのプライドを捨てて純粋にいいものはいいと言える人間的な器が備わっているでしょうか?年齢が、役職が、実績が、社歴が、輝かしい部下の行動を制限していないでしょうか?
将棋の世界のようなガチンコの突き上げを、ベテラン社員や役員、上司がもっともっと食らったほうが本当はいいと思います。そういう突き上げを受けたとき、自分のプライドを捨てて、いいものはいいと言えるようになれれば最高の上司、リーダーだと思います。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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