放送作家鈴木おさむさんの週刊朝日の記事が、面白かったので取り上げます。「人生は1回切り」という言葉の重みが、歳を重ねるにつれて理解できるようになるという話です。特に本質を突いているなぁ・・・と思った一文がこちら。
40代は人生の大きな選択肢になるときだと思っています。40代をどう生きるかで50代、60代がどうなるかが見えてくる気がします。40代を出世に生きた人は、50代、60代もそこを突っ走るしかない。
引用元:https://dot.asahi.com/wa/2017070500022.html
そして、こうも書いています。
僕は会社員ではないので外から見るとよくわかるのですが、会社というのは年を取っていくと、敗者のほうが多くなってくるんですよね。出世というものに向かって、ほとんどが敗者になっていく。
敗者になった瞬間からゆっくりと歩きだして、その頃には大切なものをなくしているという話に、妙に納得しました。
つい最近、元同僚であり上司(50代)に会いました。出世街道を駆け上がった方だったのですが、最近は仕事のペースを落として、たまにアルバイトをしたりしていました。セカンドキャリアを考えているのかな・・・なんて思っていたのですが、また元の道に戻って働くという選択を選んだようでした。
40代を出世に生きた人は、50代も60代もそこを突っ走るしかない・・・その方に、まさにこの言葉通りの人生を見ました。出世大好きという方ではありませんが、40代でキャリアが固定してしまうと、そのキャリアにしがみついて50代、60代も生きるしかないのかな・・・そう思った出来事でした。
なぜだか分からないのですが、わたしも鈴木おさむさんのコラム同様「人生一度切りじゃないですか!」と、元上司に切り出したことがあります。仕事のペースを落とされたことを、わたしはチャンスと思いそう言ったのですが、仕事をバリバリやっていた元上司も「何をこれからやったらいいか、実は分からない・・・」と言ってました。
ゆっくり歩きだして、気づいたら大切なものをなくしている・・・コラムを読んで本当にそうだなと思いました。この記事のタイトルが小林麻央さんの話だったので、確かに人生は1回切りということを強く感じるのですが、まさかキャリアについて言及しているとは思ってなくて、少々びっくりしました。
思っている以上に、若いうちに行動しておかないと、キャリアも人生も固定されてしまう・・・そんなことを感じるにはいられない良記事でした。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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