エン・ジャパンの調査で、35歳以上のシニアの転職においても「嫁ブロック」された経験が5割にあり、その一番の理由が年収ダウンということが分かりました。調査結果をさらに細かく見ていくと、いろいろと面白いデータが載っておりました。
転職の反対理由を伺ったところ、最も多かったのが「年収が下がる」(50%)。次いで、「勤務地が遠い」(20%)、「”大手企業”という肩書きがなくなるから」(19%)が続きました。「その他」と回答した方からは、「転職そのものを良しと思っていないから」という声が多く寄せられました。
引用元:https://corp.en-japan.com/newsrelease/2018/14398.html
年収、勤務地が遠いという理由はまだ分かるとして、「大手企業の肩書き」とか「転職をよしと思ってない」とかいう意見は正直驚きました。ママ友に自分の旦那がいい会社に勤めていることで、プライドが満たされたり、優位に立てたりするということだったり、親族にも聞こえがいいということでもあるのでしょう。
また「転職そのものをよしと思ってない」というアンケート結果も、正直驚きでした。妻の属性までは分からないのですが、ひょっとしたら専業主婦の方の中には、大企業、年功序列、退職金、老後安泰みたいに考えている人も多いのかもしれません、キャリアウーマン方々は、そこに安定はない時代だということが、分かっていらっしゃると思うのですが・・・・
一方で「あまり本人が楽しそうじゃない」という妻の意見は、すごくいいなと思いました。おそらくそこが転職においては一番大切で、どんなに大企業だろうが年収が良かろうが、本人がストレスを抱え過ぎたまま働いていたら、体に異変が起きてもおかしくありません。
年収は分かると最初に書きましたが、ではどれくらい下がると妻に反対されるかという質問に対しては、100万から200万、50万から99万の順で反対されることが分かりました。転職する時って、それくらい年収がダウンすることは正直ありますって・・・。その下げすらも許せないとなると、転職自体は本当に厳しいかもしれません。
35歳以上という年齢で転職しないほうがいいと考える人もいるでしょうし、家庭ごとに条件が違うことは分かりますが、住宅ローン、教育ローン、生活費など、夫婦も一緒にいる期間が長くなると、いろいろ身動きが取れない状況になることが多いと思います。
一旦年収は下がっても、健康でパフォーマンスを残すことができれば、そこから年収ダウン分は簡単にカバーできるのですが、そういった年収の変動を理解してもらうことが大切なのかもしれません。また、安定なんてないという話を奥さんと共有しておくことも、大切なのだと思います。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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