50代でやってくる「役職定年」に向け備えておくべきこと

役職定年

みなさんの会社には「役職定年」制度はありますか?

役職定年とは?

その名の通り、ある年齢に到達した瞬間に役職から降りてもらう制度で、主に大企業でこういった制度があります。52歳で「管理職お疲れ様」と言われ子会社への出向を命ぜられたり、そのまま管理職ではないヒラの立場にさせられたりと、役職定年にも様々なパターンがあります。

プロパーで入社して、たくさんの同期を蹴落としてせっかく勝ち得た役職の座。それが年齢という理不尽な理由だけで、役職の座を外され、窓際に追いやられる・・・とても切ない制度です。

役職定年のある会社に見られる傾向

若手社員もバカではないので、自分の未来を想像します。大手企業に居ることによって得られるもの、例えば責任あるプロジェクトを任せてもらえますし、それによって人脈も多く得られるようになります。仕事内容も、中小企業では得られない大規模で刺激的なことができるので、それなりのメリットもあります。年収もある年齢までは、中小企業以上に増えていきます。

役職定年がある会社は、自分がまだ旬だと思われる30代、40代前半のうちに、役職定年に引っかからないように優秀な人からどんどん転職していきます。

それでもその狭き道に突入するプロパー社員が、かなりの数います。若いうちに転職を試みるもうまくいかず、気づくと40代も後半。慌てて転職しようにも、転職する勇気がなくなっています。また待遇も今の時点ではいいので、それを失いたくないという思いから、数少ない役職定年にならないポストを得るために、社内戦争に参戦します。

年齢の割に、ストレスを抱えるポスト戦争になってしまうので、体を壊したりメンタル的にやられてしまう方もいます。わたしの知り合いにも、体を壊してしまって結局は亡くなってしまった方もいます。なんとも厳しい、そしてツライ戦争が待っています。

自分が身動きが取れない状況になるというのは、住宅ローンや教育ローン、支える家族がたくさんいる、自分自身のフットワークがどんどん重くなっていくなど、様々なケースがあります。そういった身動きが取れなくなる前に、さっさと転職することが一番だと思います。それでも前に進まないといけない場合でも、やはりポストが確約されていないのであれば、転職すべきだとわたしは思います。

本当に役職定年って切ない言葉ですが、会社とは常に対等な関係でいるべきだと思います。こんなに会社に尽くしたのに・・と言っても、会社は旬ではないあなたは何の情もなくバッサリと切ってしまいます。そんなもんだと思って、始めから会社と対等な関係になっていれば、役職定年を迎えようが大丈夫です。

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ABOUTこの記事をかいた人

35歳転職限界説を突破して2回内定をGet、5つの会社を渡り歩いたジョブホッパー。人生トータルでは日系・外資系企業合わせて8回内定。ムダに転職活動経験が豊富で、転職エージェントを11社利用する。マネージャーとして面接官の経験もあるため、採用する側の論理も理解している。転職完全ガイド(晋遊舎)という本に、わたしの転職ノウハウが掲載される。