googleニュースで「リストラ」と検索して、いろいろニュースを読みました。
ある新聞のある記事が目に留まったのですが、そこに書いてあった会社のリストラに対しての社員の意見を読んで、いろいろと考えてしまいました。
「経営者が自分たちの責任を取らず、従業員に責任を強要している気がする。リストラすることで問題が解決するわけない」
確かに、経営状態の悪化を招いた経営者に問題はあります。優秀な社員や若い社員が流出して、残された社員のモチベーションはダダ下がりです。
わたしも2度会社がリストラしたときに現場に居た人間なので怒りの気持ちも分かるのですが、わたしの場合は会社がリストラしたときは、どこか冷静で冷めています。そういう経営者の元で働いていたのね・・・と思ったり、業績の良さを何か勘違いしていたのねと思ったりしました。
やっと膿を出すことができたかと思う
リストラって、会社の延命措置を何度も繰り返した結果、最終手段として人を切るということなんだと思います。本当はもっと前に事業縮小したり、人員整理をして、会社の業績を立て直そうと思った時期も何度もあったはずです。それでも会社や経営者は、「ひょっとすると」従業員を守りたいと思って、何度も延命措置を繰り返して、今に至っていることもあります。
もちろん経営者が無能なばっかりに、従業員が犠牲になるケースはあります。あるいは、自分の代の保身のために延命措置をしたとか・・・いろんなケースを考えて言えることは、やはり会社に依存する状態を、個人が作ってはいけないのだと思います。
「あ、うちの会社リストラするんだ。こりゃヤバイから、辞めようっと」
これくらいのフットワークの軽さで、会社と対等な関係を保ち、会社に従属しない状態をひとりひとりが作っていかなければならないのだと思います。
最近、製薬会社のMR職もリストラが増えていて大変という話を聞きました。しかし、皮肉なことに、DODAが調査したビジネスパーソン15,000人に聞いた仕事満足度ランキングで1位がMRだったりします・・・
それでもMR職の方々は、皆さんフットワークが軽そうですし、リストラがあったとしても異業種の営業職とかに簡単に転職してしまうイメージがあります。
リストラの怒りの矛先はもちろん会社に向くとは思うのですが、その怒りの矛をいつまでも収めないでいるのもどうかと思います。そのエネルギーは次の会社であったり、自ら起業することであったりに使うべきで、無能な経営者を意識し続けるのはとてももったいないです。
これからいろんな業種、いろんな職種でこういったリストラが頻繁に起こると思います。そんな時、怒ったり驚いたりせず、淡々とリストラの事実を受け入れ、前だけ向いて生活する自分を保ちたい・・・社員の意見を見て、そう思いました。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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