転職活動中、離職ブランク期間が1年3か月もあったのですが、複数内定を勝ち取ることができました。
振り返ればあっという間でしたが、転職活動中はとてもとても長い長い道のりでした。あれだけ書類選考で落とされ、離職期間だけがどんどん伸びて、もうだめかもと弱気になる中で、最終的には2社から内定を頂きました。
このように転職活動中、複数の内定を得ることがあります。実際にもらった2つの会社の特徴や条件を示しつつ、選び方や決め手になったプロセスをご紹介します。
目次
複数内定をもらったA社の特徴
- 外資系企業(英語が必要と面接で言われ、英語は話せないが内定はもらった)
- 社員は50人もいないが、女性なら絶対知っているブランド
- 私の友人の元同僚が働いていて、入社前に情報が入ってきた
- 転職エージェントがA社とベッタリだったので、内定がもらえたかも
- 退職金、昇給あり
- 年収は保証されているんで、B社のような変動はない。前職よりもベースで35万減。
- 面接官の雰囲気は、あまりよくない
- 内定の返事は2週間以内にする(急いでいるんで、若干高圧的な感じ)
複数内定をもらったB社の特徴
- 外資系企業(最後の面談で、英語がそんなに必要ないことが判明)
- こちらも知る人ぞ知る会社
- 社員数はA社と同じくらい
- リクナビ経由で内定を得たので、年収交渉は自らやる
- 退職金、昇給なし
- 年収はうまくいけば前職よりプラス15万、平均でマイナス20万減、下手すると80万減
- 面接官の雰囲気はB社がいい
- 返事は2ヶ月かからなければいい(あくまで自分の意志で判断してと)
複数内定の決め手になったこと
今までの転職で、A社のように入社前に今後上司になる予定の人の情報を得たことはないです。でも今回は、その情報がわんさか入ってきます、しかも2か所から。転職エージェントとその人はお友達らしく、そちらからはいい情報が日々舞い込みます。私の友人は、その上司の事をまったく逆に評価しています。
『いろいろあるけど、やっぱ年収じゃない?』『知名度でしょ、会社の規模でしょ、成長度でしょ?』
複数内定の選び方の基準で重要視したのは、人間性。前職では、生まれて初めて人間不信になるほど、人間が信じられなくなっていました。なので、入社前に上司になる予定の人の悪い情報が次々入ってくる状況に、どうしてもA社を評価できません。
『彼をいいといった人は、誰もいません』
友人にこう言われると、さすがにひきます。ただB社よりも、社内制度がしっかりしているのです。B社の福利厚生は怪しいのです。そして、内定通知(Offer letter)の返答期限がA社は2週間。さて、どうしよう。
転職エージェントからの圧力
A社を勝ち取ったのは、転職エージェントのおかげです。驚異のスピードで選考が行われたことからも、転職エージェントの力はすごいものでした。しかし、最終的にはこれはアダになりました。他社へ逃げないように、いろいろとゆさぶりをかけてきたのです、あろうことかA社とエージェントが一体となって。
A社の内定はうれしかったのですが、途中からかなりトーンダウンしてしまったのは間違いありません。ただ、給料がよく制度が整っている、会社も有名、そう考えるとどうしてもバッサリと切ることはできなかったのです。
自己応募で内定をもらったB社
自己応募、リクナビNEXTで決まったB社。B社は、昇給なし・退職金なしという点を除けば、面接の雰囲気はいいし、A社のような高圧的な点もなく、人間的には勝手ですがいい感じがしました。ところがこの会社はなかなか返事がこないんです。1次面接が終わると、放置。連絡が来たかと思えば、面接の感想を求められます。で返事をすると、2次面接、で内定までいったのですが、今度は内定通知書がなかなか来ません。
さらに言うと、内定通知の結果も2ヶ月待ってもいいという、これまた意味不明な回答です。A社はせっついてくる(エージェントも含め)、かたやB社はのんびりで本当にとる気があるのかという状況です。2社とも35歳を過ぎた私を選んでくれるのはありがたいのですが、あまりに対照的です。
知名度、給与、社内制度が充実しているA社か、面接官の雰囲気、共感が高かったB社か。悩む時間は、結局A社基準の2週間しかない事が判明しました・・・・実は20代で転職した時も、二社選択という状況になりまして、あの時どう決めたっけなぁ~・・・と記憶を辿ると、そうだ!答えが見つかりました。
複数内定をもらったときの選び方
複数内定、どちらも断ってしまうという選択も実はありました。1年3か月も離職しているのにです。でもこの離職期間の長さ、そして年はどんどん離職期間と一緒に増えていきます。最終的には「条件に優先順位をつけて、点数化する」方法で会社を選びました。
たとえば給与は5点、社内制度は3点などやって採点しました。採点結果は、まさかの同点!2週間ほど悩み、苦しんだのですが、最後は自分の直感に頼るしかない!直感とは、面接で感じる面接官や会社の雰囲気です。
実は20代後半も、複数内定の選択を迫られました。最終面接の日が同じになり、どうしても1社断らなければならなくなったのです。私はその時も、自分自身に問いかけました。あとでわかった事ですが、断った会社は会社更生法を数年後に申請したことを新聞で知り、結果自分を信じてよかったという経験です。
直感で決めた答えは、退職金、昇給のないB社でした。複数内定をもらった場合の選び方、決め手についてリクナビNEXTと、リクルートエージェントの記事です。合わせてチェックしてみてください!
内定通知を受けたが、選考中の他社の結果が出てから決めたい。どう返事すればいい?(リクナビNEXT)
複数の企業に同時に内定しました。どうすればよいでしょうか?(リクルートエージェント)
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント