偶然にも「35歳転職限界説」について、経営共創基盤プリンシパルの安井元康さんと、キープレイヤーズ代表取締役 高野秀敏さんが文章や切り口こそ違えど、同じような事を言っているなぁと思い、取り上げてみます。
まずは安井さんの35歳転職限界説についてのコラムで、わたしが一番好きなところを引用します。
往々にして、14年間も同じ会社で勤務されてきた方は、スキルの面で「井の中の蛙」状態になりがちです。自身のスキルを測る物差しが単一の会社(勤務先)の物差しでしかなくなり、いざ転職時に自分の経験などを棚卸して、何をアピールすべきかを考えた際にハタと困る、ということになるのです。 (引用元:http://toyokeizai.net/articles/-/62916?page=3)
これ本当にそう思います。14年間と書いてあるのは、大卒で35歳を過ぎても1回も転職していないという意味です。自分のスキルを他の会社と測るというのは、限られた職種や能力でしかできないとわたしは考えています。
分かりやすいところだと英語力は話せるか、交渉ができるか、テレカンができるかなど、レベルが分かりやすいです。(TOEICは含めません、あまり意味ないので)またIT系だとプログラム言語が分かっている、コードを書く美しさなども他の会社と比較ができます。ネットワーク、ベーシス系もそうですよね。経理などのファイナンス系も同じです。
営業も売るものは違えど、成約件数であったり受注額など数字で測ることができるので、他の会社と測れる仕事です。
これらに当てはまらない仕事をしている人は相当数います、例えば求人も従事している人も多い事務系のみなさんです。その会社特有のルールを探らないといけないし、次の会社ではそのルールは使えません。あえていうなら、EXCELやWORDなどOfficeのスキルぐらいでしょうか?
わたしも他の会社とスキルを測ることができない人間です。何で測られていたかというと、社名依存かな?と経験上思っています。そこはあまりスキルとは関係ないはずですが、××から来たAさん的な言われ方が多かったです。社名で測ってはだめなんですけど・・・
もうひとつ女性への厳しいコトバですが、男女に関係なくあると思うので引用します。
女性の営業職にありがちなのが、たまたま美人だったり愛嬌があったりして、若さだけを武器に入社1年目からトップクラスの成績になったというケース。このような場合、基本的なビジネスマナーや営業のテクニックなど、本来、必要な所作を身につけずに30歳前後まできてしまうことがあります。本当は上司に話を通しておかねばならないところも平気で端折ってしまったりする。本人もプライドが高くなっているので、周囲も下手に注意できなくなっています。しかし、本来の実力は伴っていないため、年齢が上がるにつれて業績が挙げられなくなり、本人だけがその理由を理解できないということになってしまう。(引用元:http://president.jp/articles/-/14709?page=2)
なかなか女性には厳しい内容ですが、男性でも20代のラッキーパンチ的な実績や、たまたま引き継いだ仕事が大当たりしたりとか、自分の実力以上の評価を若いうちにもらってしまうケースってあります。それをラッキーパンチだと分かって仕事ができればいいのですが、自分の実力と勘違いしてしまうと上記のような事になってしまいます。
いかがでしたか?どちらも仕事のやり方を誤ると、35歳で見事に転職限界を迎えるよ!という教訓になります。自分への戒めに、一度引用元もチェックしてみてください!
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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