ニュース番組のキャスターが入れ替わり、着慣れないスーツを来た新入社員とすれ違うと、いよいよ4月が来たんだなぁという実感が湧きます。「新年度だし、よっしゃ!頑張るか!」という方は多いと思うのですが、ぜひ「頑張らない」「ムリしない」という選択肢も検討してみてください。
新年度と転職直後のつらさは同じ
このブログで大人気の「転職直後つらい・・・」という記事。わたしがこれまで経験した転職直後の辛さを書いたものですが、慣れない環境で仕事するのは最初は誰でもつらいものです。
勤務地が変わった、部署が変わった、ポジションが変わった、業務範囲が変わったなど、4月は会社員にとって大きな変化のある月です。
4月が新しい業務の最初の日ということで、元旦のように目標を定めてやる気に満ちていると思います。悪いことではないのですが、この1週間をすごく頑張ったところで何か大きく変わるかというとそんなに変わらないと思います。
わたしも転職直後はめちゃめちゃ頑張るタイプだったのですが、そこでの頑張りが何か生きたかというとそうでもないなと振り返って思います。良かれと思って新しいフォーマットを作ったり、組織にいい取組をスタートさせたりするのですが、継続できるものが実は少なかったりします。
新年度の4月はスロースタートで
4月から仕事や組織が変わったとしても、今の時点では多くのことが流動的だったりします。役割も明確でない、業務範囲もはっきりしない、まだ引継ぎの最中でよく分からないなど、ここでの頑張りが成果として現れないことがよくあります。わたしは出向や資本が変わるなどで、5社+2社の経験がありますが、後半の方でやっと「脱力」の大切さを覚えました。
土地を確保してもいないのに、家の設計図を書き始めるようなもので、土地のカタチが変われば当然設計図も変わるわけです。ゴールデンウィーク後に5月病になって会社に行かなくなる人が多いのは、この4月を頑張り過ぎるからだと思います。設計図を必死に書いてしまって、ゴールデンウィークに土地変更のお知らせが来て心が折れる・・・そんな人がすごく多いです。
むしろゴールデンウィークに何をしようかと楽しいプランを立てながら、いつも通りに業務をこなしてゴールデンウィーク明けぐらいから
「まだ本気を出してないだけ」
と考えるくらいが、4月はちょうどいいと思います。新年度は辛い・・・と思わずに、力を抜いてゆっくりスタートすることがとても大切です。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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