以前、ラジオに出演したことがあります。放送作家さんがその番組の大体の流れを説明してくれて、進行役のアナウンサーがその台本に沿って、質問をするという形式で番組は進行していきました。
わたしは頭の中に台本は入れておきながらもライブ感が大切なので、話の流れを止めないようにしながら時折台本を思い出して話しました。この時、
そう思いました。
面接の場合は、だいたい決まった質問というのがあります。志望動機、会社を辞めた理由、今後のキャリアプラン、その会社で何ができるのかなど、ある程度質問を想定して答えを準備しておきます。
しかし、その場の空気が大切なので、答えを暗記して返事をすると、話の流れとマッチしないこともあります。あくまでその場の空気を重視して、自分の答えを溶け込ませていく感じです。この際、アナウンサーの方がいいパスを出してくれたのでとても話しやすかったのですが、面接ではいいパスを出さない面接官も多数います。
尖った面接官なのか、保守的な面接官なのか?
例えば、堀江貴文さんの話が面白いと思うわたしのような人もいれば、現実的でないとか意味不明とか全く興味を示さない面接官もいます。最新のビジネス書でどんなに情報収集していったとしても、面接官の方が全くついてこれなくて響かないということは多々あります。
こういった話で盛り上がるような場合は、自分の知っている知識を小出しにしていきます。あんまり話し過ぎると、面接の趣旨から外れることもあるので、面接官の話に少しずつ乗っていく感じです。こういう話で盛り上がった面接は、割とうまくいくケースがわたしの場合は多かったです。
自分が書いた面接の台本を頭に入れながらも、登場人物(面接官)次第でシナリオをどんどん変更するという柔軟性が必要です。
選ぶ側、選ばれる側という主従関係が成立している面接の場においては、残念ながら面接官に主導権があります。その面接官がどういう人かというのは、決められた質問以外の話をしている時になんとなく読み取ることができます。例えば複数の面接官だったら、もう一人の面接官との雑談やちょっとした会話の中で、どういう人かを読み取ります。
台本通りにしか質問してこなくて、全く人となりをつかめない面接官もいます。そういう時はチャレンジしないで、無難な回答に努めるようにわたしはしていました。面接官が尖っているか、保守的なのかを見分けながら回答するという技術も、時には必要だと思います。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント