わたしが過去の面接において「本当は面接の段階で知っておきたいけど、なかなか切り出すことができない」と思っていた質問が2つあります。
目次
残業時間はどれくらいか?
この質問を面接官にするとき、こんな葛藤が自分の中で生まれます。
- この質問をしてしまったら、面接官に自分は残業があまりできない人だと思われるかもしれない
- 自分は超絶ブラック企業には入りたくないから、今残業時間を聞いておけば回避できるかもしれない
結局、この質問をそのまま面接官にぶつけることは、この人は残業ができない人だ、忠誠心がない人だと思われると考え、わたしはほとんどできませんでした。その先の未来、不合格を避けたかったからです。
この質問を冷静に考えれば、「残業時間を決めるのは、自分自身」であることがほとんどです。面接官Aさんと面接官Bさんで残業時間の差が2倍開いているかもしれません。会社の平均残業時間を聞けばいいと思うかもしれませんが、それはあくまで平均です。割り当てられた業務量に差があれば、残業時間は変わります。
個人の能力やワークライフバランスをどう考えているかの差が、残業時間に反映されます。冷静に考えれば考えるほど、この質問はおかしいし、残業ができない人と思われたくないという過去のわたしの発想も本当におかしいと思います。
平均年収はいくらですか?
日本人はあまり「お金」の話を積極的にしないし、「お金」を連発すると金にうるさいと思われると考え、質問を躊躇してしまいます。しかし年収をいくらもらうかは大切なことなので、どうしても知りたいということがありました。しかし、この質問も「お金にうるさい」と思われたくないから、面接で質問することができませんでした。
どちらも長期的に考えてなくて、ただ目の前の面接通過しかない発想です。
適材適所で質問を繰り出す
年収の質問については、人事担当がメインの面接の時やある程度内定が見えた段階で、わたしは質問するようにしていました。役員面接や現場担当面接の時に聞いてしまっては、聞かれる本人も意味が分からないと思います。残業時間に関しては、やはり現場担当面接が一番リアルです。
あとは面接の話の流れの中で、質問することもありました。たまたま面接官が残業について話をし出すこともあったので、
と、少し遠まわしな質問をしたら、面接官が残業について詳しく語ってくれました。どうしても面接の中で聞いておきたいと思うかもしれませんが、面接後のメールであったり電話であったりと、実はチャンスはいっぱいあります。
話の流れを大切にすること、年収や残業時間は適材適所で質問を繰り出すとうまくいくことが多いですよ。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
[…] らい「あの質問」をどうやってしたらいいか?”(35歳からの転職)https://35career.com/post/5452 […]