みなさんは転職する時、「円満退職」してますか?
それとも、半沢直樹のように「さぁ、土下座してもらいましょうか~」と、ガツンと言って退社するタイプですか?わたしは過去5回、すべて「円満退職」です。これには理由があって、メリットもあります。
目次
送り出す側は、すでに「あなた」に興味はない!
- 人間関係が最後までうまくいかなくって・・
- 体育会系な社風はわたしには合いません!
- 残業時間も多いわ、給料も少ないわで・・・
- 上司が使えなくって、仕事になりません!
退職の時にこれら ”ホンネ” を言う事で、自分自身はスッキリするかもしれません。「言ってやったぞ!」そんな気持ちで、退職時には晴れやかなことでしょう。これを聞かされる側である、上司や同僚、部下は、どんな気持ちになるでしょうか?
「おめでとう!新天地でも活躍してね!」
「うらやましいなぁ~、この会社から脱出できて。わたしなんて一生この会社だ・・・」
「あの人ずいぶんな事言って辞めていったね~、そんな会社に20年もいるんですけど(怒)」
「あの人がいなくなるせいで、わたしの仕事は倍になった!」
優しく送り出してくれる人もいれば、そうでない人もいます。もうひとつ、忘れてはいけない事実があります。
会社に残る側は、あなたがいなくなった 「新組織」 や 「新担当」 を考えはじめます。あなたがいない “未来” を見ているので、これから去る人に対して、「言ってやる!」必要はないんです。もう引き継ぎと送別会ぐらいしか、あなたに対しての興味はなくなっています。転職って、寂しいんですがそういうものです。
すでに反応も示さない相手に、ガツン!っていく意味ってあるんでしょうか?送り出す側が未来を見ているなら、転職する側も未来を見ればいいのでは?
「円満退社」で最も大切なこと
「会社を辞めても、一友人としておつきあいしていきたいかどうか」
これに尽きるのではないでしょうか?会社を離れて初めて、人としてホンネのつきあいができる場合があります。つまらない部署同士の争い、上司として演じなければいけない部分、同僚へのライバル心や嫉妬、こういうものすべてが取り外された状態で会うと、全く違ういい人だった!そんなことって、よくあります。そこから縁が深まった友人ってかなり多いです。
言ってやったぞ!退職って、自分はスッキリしても、その会社にまだ残り続けるのは上司であり、同僚であり、部下です。あなたが言うそのホンネは、会社に残る人たちへ向けられているのと同じです。これから友人になるであろう人に、そういう事は言いたくない・・・
「今後、本当の友人になるはずの人への思いやり」
そのために毎回、「円満退社」にするようにしています。未来の自分のためでもあります。
ちなみに・・・
「会社を離れても、人として好きになれないし、あの人には二度と会わない!」
って場合も、あえて「円満退社」を選択してみてください。35歳を過ぎてくると、思わぬ「縁」って、とても大切です。あの ”腹立つ”上司、部下、同僚も、数年経って会うと、まるで別人です。(人って成長しますんで)その人が意外な会社に転職していて、スカウトされることも・・・・
その時はムカついていても、逆に計算高く振る舞うことで、その先どんなご縁が舞い込むか、本当に分かりません。わたし自身、そういったご縁に会社を辞めたあとでも恵まれています。
転職サイトにある「円満退職」の例とコツ
円満退職の分かれ道(リクナビNEXT)
スッキリきれいに円満退職したケーススタディ4つと、ゴチャゴチャトラブルで退職したケースが5つ掲載されています。
円満退職のコツ。培った人脈を財産に(アデコ)
基本的な退職までの流れを抑えたい場合は、転職エージェントであるアデコのサイトをまず見てください。退職願の書き方もサポートされています。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
いえいえ、やめそうな社員には興味がない企業は全然マシですよ。
こちらのコメント10, 12, 13あたりをご覧ください。