「住宅ローン」が「転職」を遠ざけるけど、転職しないのもリスク

今日は「住宅ローン」と「転職」についてです。

「住宅ローン」は想像以上の足かせになっている

「住宅ローン」を組んでいる場合、月々の返済に下手すると35年間追われる事になります。

・「転職」をした旨をローンを組んだ金融機関に言うのが面倒なので、転職しない
・次の会社に入社するまでに無給期間が発生し、支払が滞るので転職しない

という人がいます。上記を気にせずに「転職」する人も多いのですが、「住宅ローン」が想像以上に、転職の足かせになっています。

「そんなにストレス抱えてるなら、転職すればいいのに~」

って思いながらお話を聞く事がありますが、ローンという「負債」の重さは、想像以上です。

「払えなくなったら怖いから」

と言って、日々我慢しながら働いている人を多く見てきました。決して言えなかったのは、

「残って働き続ける事も、リスクと言えばリスク」

ということです。どんどん周りが変化しているのに、自分は変化をしない。気づくと歳をとっていて、会社での役割も終息してしまっていて、リストラ・・・これこそ最も怖いシナリオです。払えなくなったら怖いのは、こっちも同じことです。

意外と「35歳付近」では感じないリスクって?

「介護」って、やはり50代や60代にならないと意識しません。わたしは30代中盤でプチ「介護離職」を経験したので、普通の人より早く「介護」を意識するようになりました。

自分の夫や妻のご両親が介護状態になるだけで、共働きでローン返済を考えていた人はプランが崩れます。以前もブログで書きましたが、クローズアップ現代では、丸紅(社員4000人)の40代~50代に実施したアンケートは衝撃的でした。

40代~50代で、現在介護している人は11%。これが2016年(3年後)に「介護する可能性がある」と答えた人が、84%もいました。これだけの数字が出ていても、30代では目の前の「持ち家」を優先してしまいます。

「介護」を退職理由に使う人って、かなり多いですよね? だから「介護」は”本当は”35歳でも意識しているはずなんですが、「ウソの介護」なので、本気では意識していないです。「介護」って、思いもしないところから突然降りかかってくるので、ローンを組むにしてもオーバーローンにならないようにしないといけません。

・長く同じ仕事をやるのが向いていない
・若くして「介護」を意識してしまった

などなど理由があって、わたしはその時々でライフスタイルを気軽に変えられる「賃貸」を今後も選択しつづけますが、「住宅ローン」を組むことがあったら、中古マンションぐらいで返済期間が短くできる金額にします。年功序列も崩れ、退職金や年金も先が見えない中で、やはり柔軟に対応できる環境にしておいた方が、何かとラクです。

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わたしが最もお世話になった転職エージェント→   リクルートエージェント

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ABOUTこの記事をかいた人

35歳転職限界説を突破して2回内定をGet、5つの会社を渡り歩いたジョブホッパー。人生トータルでは日系・外資系企業合わせて8回内定。ムダに転職活動経験が豊富で、転職エージェントを11社利用する。マネージャーとして面接官の経験もあるため、採用する側の論理も理解している。転職完全ガイド(晋遊舎)という本に、わたしの転職ノウハウが掲載される。