転職市場における「35歳限界説」が崩壊しつつあるということは、リクルート、インテリジェンス、そして先日AERA 2014年2月10号でも特集が組まれました。こちらのブログでも2013年5月、2014年1月と下記記事を書きました。
“35歳転職限界説”が崩壊? 転職した人の平均年齢上昇中のはなし
https://35career.com/post/326
40代・50代の「銀たま採用」が2014年はアツイ!
https://35career.com/post/397
わたしたち35歳Overの以前の転職における最大のライバルは、「第二新卒」。同じ土俵で戦おうとすると、「若さ」という武器でことごとく敗戦していた時期がありました。ところがAERAの特集には、
「景気回復期の人材不足で重宝されるはずの「第二新卒」の需要が高まらない」
とあります。理由は、
「リーマン・ショックの際に第二新卒として採用していた人材が使い物にならなかった」
「40代、50代が持っている確率が高いものに期待しているため」
とあります。35歳以上の方にとって、とてもいい時代が来ている感は確かにあります。わたしの周りでも30代後半や40代前半で転職している人は多く、逆に20代後半の売れ時な人たちが現状維持のままというケースが多いです。
一方で、転職サイトのお話です。
転職サイトの利用者も実は、登録している年齢層は実は高め という事を以前書きました。
最初の話、転職サイトの会員年齢分布、この話の流れで、当然転職サイトも40代がアツイ!・・・となるはずが、実際のところはそんな事はありません。なぜそんな事が分かるかというと、「広告」です。
このブログにも広告が掲載されていますが、広告主からこのような事を言われます。
「35歳以下向けにお願いします」
「えっ?」
35歳からの転職 というブログタイトルですけど・・・と言いたくなりますが、そういう会社は1社だけではありません。以前はそういう事を言われても、何も感じませんでした。このブログを始めたのも、年齢という逆風に耐えて頑張る!そういう情報を発信したいからです。
しかし最近では、だいぶ追い風がわれわれ世代にも吹いてきました。転職サイトの中では、まだ「第二新卒重視」を掲げるところも多いです。「第二新卒はいらない」という新しい流れ、一方で「第二新卒重視」でこだわる転職サイト。 相反する状態ですが・・・
最終的には転職サイトはあまり関係なく、
「企業側が35歳以上を積極的に採用し続けること」
が重要です。そういう実績の積み重ねが最終的には、「35歳限界説」から「40歳限界説」、やがて「50歳限界説」と年齢に関係ない世の中へと変わっていくんだと思います。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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