仕事ができない人が起こした奇跡とは?

職場 手のひら返し

元NHKアナウンサーの神田愛花さんのツイッターをみて、あることを思い出しました。

正確にいうと、Yahooニュースからソースを追ったのですが、確かにメディアの論調が当選直後から変わった気がします。こういったことは職場でも起こり得るという、実話をご紹介します。

仕事ができないと言われていた人が起こした奇跡

わたしが以前働いていた職場で、ファッション系の商品担当の男性がいました。割とおとなしいタイプの方で、上司や同僚から何か言われると黙ってしまうタイプでしたし、仕事が早いタイプなわけでもありません。過去に何か爆発的なヒット作を生んだこともない彼は、職場ではどんどん評価を落として、最後にはどんな企画を立案しても、会議でボロカス言われるという状態にまでなりました。

そんな彼が、あるとき「Tシャツ」を企画しました。わたしはその商品を見たとき、正直「欲しい」と思いました。ところが、彼の「今までの実績」や勤務態度から、いつものとおり企画会議ではボロカス言われる始末でした。その男性の今までの実績や勤務態度には罪があったのかもしれませんが、「その時点での企画」には罪はないわけです。

結局、ボロカス言われながらも、その企画は通って商品が市場に出ることになりました。すると・・・

あっという間に完売してしまったのです!

もしトランプ氏ほどの強大な権力を持つ立場なれば、その彼への風当たりも小さくなったかもしれません。その企画が当たったことで、昇進したら、それこそ「手のひら返し」は起きたかもしれません。しかし彼への評価は相変わらず、ボロカス言った上司や職場の人も黙ったままで、時間は過ぎていきました。

それからも彼の評価は変わりませんでしたが、たびたびヒット作を生むこともあり、結局は退職してしまいました。職場での「手のひら返し」を実現するためには、自分が昇進するとか、文句を言わせないほどのヒットを生むとか、大きな要因でもない限りはそうは変わりません。結局、日々の積み重ねの延長でしかないわけで、ヒット作を多く出している人=仕事ができる、売れない商品ばかり作る人=仕事ができない、と判断されます。

先ほども書きましたが、「その企画には罪はない」わけで、過去の実績は正直関係ないわけです。たまたま確率がいいだけで、今回は市場から評価されないことも十分あります。

今回のアメリカ大統領選を見て、メディアの論調を変えるのは一つの大きな結果だと思う反面、職場で同じように「手のひら返し」を起こすのは本当に難しいと感じます。

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ABOUTこの記事をかいた人

35歳転職限界説を突破して2回内定をGet、5つの会社を渡り歩いたジョブホッパー。人生トータルでは日系・外資系企業合わせて8回内定。ムダに転職活動経験が豊富で、転職エージェントを11社利用する。マネージャーとして面接官の経験もあるため、採用する側の論理も理解している。転職完全ガイド(晋遊舎)という本に、わたしの転職ノウハウが掲載される。