ちきりんさんのこの2つのツイートを見て、あることを思い出しました。
銀行だけでなく各種金融機関、あと、教育機関と自動車業界にいる人はマジこの本読んだ方がいいよ。まったく同じことが起こるから。
変われない企業の悲惨さがよくわかる https://t.co/1cZzQIkoYS— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2017年10月29日
最近つくづく感じるのは、世の中に「これから世の中は大きく変わる。いま重視されてる制度は意味を失う」と考えてる人と「30年後も社会は変わらない。だから子供は、いま大事と言われてることをやるべきだ」と信じてる人が混在してるってこと。両者の意見が合うはずない。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2017年10月30日
わたしが世の中の流れについていけているのかと言われれば、そうは思っていません。てか、そもそもついていきたくとも、どうついていっていいのか分かりません。
情報収集というか好奇心は、今のところ年齢を重ねても旺盛なままです。キャリアも含めいろんな情報を入手しておりますが、情報集めだけでは世の中の流れについていっているのではなく、その流れを川のほとりで見ているだけです。
ただ、何か川の流れが変わったときに、ためらうことなくサッと新しい流れに乗る・飛び込むことはできるかもしれません。それは5つの会社で働いた経験が生きていて、これが1つの会社で20年以上働いていたら、なかなか次の流れに乗り換えるのは気持ちだけはそう思っていても、体がついていかないんじゃないかなと思います。歳を取れば、その1歩が重くなるとよく言われますが、20年という月日がおもりのように体にまとわりついて、身動きとれなくなります。
AIうんぬんの脅威の前に、今まで安泰とされてきた企業の内部のボロが出てくるはずです。そんなとき、大企業ほど会社自体が身動きがとれないし、なんとか今を守ろうとするから妙な延命を繰り返して、たちが悪いです。膿を出すとはいうけれど、なかなか自分が経営者の代ではやりたくないとか、株主等の批判を受けるのもイヤだからと、なかなか思い切ったことができないことが多く、その被害が雇われている社員に及ぶことがよくあります。
自分の会社が世の中の潮流に乗れている会社なのか、沈みゆく船なのかというのは、その業界にいて肌感でその会社にいる社員も分かっているはずです。ちきりんさんのツイートやブログでは、銀行、教育、自動車、アパレルなどが例としてあがっていますが、思いもよらないサービスが突然現れて、既存の産業をさらっていくなんてことはたくさんありそうです。
今日のこの話、なんとなく鴨長明の方丈記「ゆく川の流れは絶えずして、もとの水にあらず」と通ずるものがあるなぁと最後になって思いました。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
コメントを残す