老いて使えない「ロートルビジネスマン」にならないための3つのコツ

老い ビジネスマン ロートル

歳をとってふと我に返ったとき、自分がどうにも会社で使えない存在になっている・・・そうならないための3つのコツについてお話しします。

敢えて違う部署へ異動する

この歳になって、また一から学びなおす必要があるの?

そう思われるかもしれませんが、前回の記事のように世の中「リカレント」な時代になっています。何歳になっても学びなおす姿勢が求められるので、それを社内でやってしまうという方法です。

わたしはそんなに大きな異動経験はありませんが、会社員からフリーランスになった時は衝撃でした。今まで積み重ねてきたものがすべてゼロになってしまったのですが、それでも学びなおす楽しさであったり、何よりまだ勉強意欲があって、やり直しと年齢ってリンクしないんだなということも理解できました。

そこまでリスキーなことをしなくとも、給料をもらいながら社内で異動してまた勉強しなおす。今までのキャリアを崩すなんてプライドが許さないかもしれませんが、意外とキャリアに固執し過ぎている自分に気づくことができると思います。

見た目を若く保つ

顔のしわや白髪など、至るところに現れる「老い」。誰もが老いることは当たり前なのですが、大切なのはメンテナンスすることだと思います。男性も化粧水やクリームなどで、スキンケアする人がだいぶ増えてきました。

何年も前の古い型のスーツ、デザインの古いワイシャツやネクタイなど、お気に入りを思い切って捨てて、紳士服売り場の若い店員さんのアドバイスで、コーディネートしなおすというのもありだと思います。

いつも通っている美容室以外のところに敢えて行ってみて、自分よりかなり若いスタイリストにカットやセットをお願いしてみるのもいいです。

「あれ、何か雰囲気変わって、若返りましたね」

こう言われると、新しいことにチャレンジしてみたいという気持ちが湧いてきたりするものです。見た目から気持ちまで老いていかないよう、見た目だけでも老けない努力も大切だと思います。

リバース・メンタリング

会社でよくある「メンター制度」は、年長者であったりベテランが若手について指導する、心の支えになるといった制度ですが、それをリバースするので、若い人から年配者が技術を学ぶということがリバース・メンタリングです。

それこそSNSを使いこなせない、もうついていけないという人が、若手に教えを乞うということもリバース・メンタリングのひとつです。余計なプライドを捨てて、若い人から学ぶといろんなことに気づきます。

リバースメンタリング

若い人から学ぶという謙虚さ「リバース・メンタリング」があるかどうか

2015/02/16

これらすべてに共通することは、自然と若い人との交流や接点が増えているということです。いくつになっても、世代関係なくお付き合いしている方もいれば、同じ世代とばっかりつるんでいる人もいます。世代を超えて学ぶ姿勢というのは、いくつになっても持ち続ける必要があり、その結果使えないロートルビジネスマンからの脱却につながっていくのだと思います。

気づけば人間ラクな方へと流されるものなので、細かい変化を常に自分に対して与え続けることが大切なように思います。いつも飲んでいるコーヒーの銘柄と違うものを飲んだり、降りる駅をひとつ前の駅にするなど、ちょっとした変化を自分に与えると、そこから見える景色が変わって、自分の奥底にあった考え方が浮かんでくるような気がします。

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ABOUTこの記事をかいた人

35歳転職限界説を突破して2回内定をGet、5つの会社を渡り歩いたジョブホッパー。人生トータルでは日系・外資系企業合わせて8回内定。ムダに転職活動経験が豊富で、転職エージェントを11社利用する。マネージャーとして面接官の経験もあるため、採用する側の論理も理解している。転職完全ガイド(晋遊舎)という本に、わたしの転職ノウハウが掲載される。