自分の転職を成功させるために必要な「見栄やプライドを捨てる」という作業

転職 見栄 プライド

一度生活水準のレベルを上げたら、なかなか下げられないという話を聞いたことがあるかと思います。

新築の一軒家を買ったり、豪勢な賃貸マンションに住んだ経験のある人が、風呂なし共同トイレのようなアパートに住めば、その生活レベルの差のショックは大きいし、なかなか自分自身をアジャストするのも難しいです。

ダイヤモンド・オンラインの記事「定年後の再就職者に求められる容赦なき条件「3つのY」とは」を読むと、定年後に再就職する苦しみが分かります。特に印象に残った部分を引用すると、

私が見たところ、定年を機に自分の職業人生を一度リセットし、あらためてキャリアの再スタートを切れる人は比較的早く再就職の口が見つかる傾向が強い。逆にいつまでも定年前の地位や収入、仕事にこだわってしまう人は、仕事探しに苦労していることが多い。
引用元:https://diamond.jp/articles/-/170624

これは定年後だけではなく、35歳からの転職においても同じ話です。会社で中堅どころとなり役職も上がり、年収も順調に伸びているところで、会社の業績が急激に悪化したり、グローバルな組織改編に巻き込まれて、突然のリストラなんてこともあります。

定年時以上に、35歳頃は自分の見栄やプライドが高いですし、また転職市場において自分が価値があると考え、強気な交渉をしがちです。
自分の価値を冷静に見極められている人は、そういう年収交渉を行うべきだと思います。問題は、たまたま入った会社が大企業であったり、たまたま会社の給与水準が高かったりした場合です。

年収や企業のバリュー=自分の価値と思っていると、転職活動中に見栄やプライドがなかなか捨てられません。転職エージェントに、市場価値を教えてもらったとしても、それをなかなか受け入れられないのです。あなたの年収は「いいとこ」こんなもんですと言われても、そんなはずはないと突っぱね、紹介してもらった求人に応募しないのです。

まずは求人に応募してから、会社を取捨選択する

見栄やプライドが捨てられない人は、求人票ベースで物事を考えがちです。この会社は年収が低い、この会社は知名度が低いと。でも、応募して会社に行って、面接を受けて、人事と話してみると、なんて面白い会社だ!仕事だ!と心動かされることは、よくあることです。

そういったチャンスを手にするために必要なことは、自分の中にある見栄やプライドを一度捨てることです。有名な会社に入れば、どんなメリットがあるのでしょう。ただ友人に自慢したいためですか?異性に興味を持ってもらうためですか?そんな一瞬の見栄のために、勤務時間8時間を我慢して過ごすのは、正しい選択でしょうか?

定年時にはもっとしっかり捨てなきゃいけない自分の中にある見栄やプライドを、35歳という若い時期にいったん捨ててみると、定年時には意外とあっさりプライドが捨てられて、いい仕事が見つかるような気がしてなりません。

わたしが最もお世話になった転職エージェント→   リクルートエージェント

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ABOUTこの記事をかいた人

35歳転職限界説を突破して2回内定をGet、5つの会社を渡り歩いたジョブホッパー。人生トータルでは日系・外資系企業合わせて8回内定。ムダに転職活動経験が豊富で、転職エージェントを11社利用する。マネージャーとして面接官の経験もあるため、採用する側の論理も理解している。転職完全ガイド(晋遊舎)という本に、わたしの転職ノウハウが掲載される。