転職で必要なスキルといえば、技術的なスキル、人間的なスキルがあります。
前者の例としては、プログラミングスキル、外注管理ができるマネジメントスキル、プロジェクトマネージャーとしてのスキル、企画立案スキルなど、後者は積極的である、柔軟性がある、コミュニケーション能力が高いといったものが挙げられます。
わたしも面接官として、いろんな候補者の方とお話しした経験がありますし、わたし自身も面接される側でいろいろ試された中で思ったのは、その人自身の「情報感度」の高さというスキルはとても大切だということです。
情報感度の高さはすぐ分かる
面接して5分も経てば、その人の「情報感度」のレベルは分かります。
たくさん情報収集しているな、世の中の流れやトレンドが分かっているな、本やニュースを追っているなとすぐに分かります。自分の職務経歴、得意とする仕事やスキル、この会社に入って何ができるのかなど、いわゆる想定問答の範囲の回答では、あまり情報感度は分かりません。
しかし、想定問答が一通り終わったあと、面接官からの質問タイムになったとき、あるいは雑談になったときなどに、候補者の「情報感度」の高さがむき出しになります。
「あれ?あれだけ饒舌にしゃべっていた人が、急におとなしくなったな」とか、「ん?仕事以外は、あまりアンテナを張って情報収集していないのかな?」
ということがすぐに分かるのと同時に、その候補者の魅力が少しずつ薄れていきます。
「ひょっとしたら、仕事の情報収集もあまり積極的でないのかな」とか、「自ら情報を取りに行くタイプではなく、受け身のタイプの人なのかな」
そんなふうにわたしは、候補者を判断していました。
アンテナを立てられる人、立てられない人
優秀な人を見ていると、苦にすることなくいろんな情報を集めています。
知識をひけらかすわけでもなく、自然に情報を集めています。日頃から情報を集めていると、情報と情報がつながることがよくあり、それは人脈につながることもあれば、企画のアイディアとしてつながることもあるし、仕事の効率化につながることもあります。
情報感度が高い人は、常にアンテナを立てています。だから、なにげない日常からも何か仕事につなげることにできるし、お風呂に入ったとき、トイレに入ったとき、お酒を飲んでいるときでも、アンテナが反応していい仕事につなげることができます。
もちろん情報感度が高く、実践できる人が一番いいのですが、まずは情報感度の高さを面接では見ていました。情報だけ集めて実践できなかったとしても、企画力の高さや考える力はあるかなと思い、面接を合格にしていたこともあります。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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