「一生この会社で働きます!」
これはある意味、思考停止状態になっているのかもしれません。仮に東芝の社員として入社したならば、一流企業としてのステータスや高収入を手に入れることになるわけで、入社した時点で定年まで働くことを確信する人も多いはずです。
しかしその確信が自分自身の理想や未来を奪い、自己犠牲の連続につながります。会社のルールに従っておけばいい、自分はおかしいと思っていても定年まで働くわけだから、郷に入っては郷に従えでいいという完全な思考停止状態に陥ります。
実は身近でおかしな数字が飛び交っていても、まったく目に飛び込んでこないということも起こります。ふつうに考えればおかしいことも、一生働けるという保険に加入した瞬間から、日常に変わってしまうのです。
「常に転職する」 という意識をもつということ
「一生働ける」 と考えるよりも 「この会社はたぶん3年くらいだろうなぁ」 と考えるほうが、いい意味で会社に染まりません。3年後に次の会社に行くと考えておけば、この会社でできることは何だろう?と冷静に考えることができます。
また会社との関係もニュートラルになるので、おかしいことはおかしいと気づくし、そのルールが慣例化していて自分ではどうにもならない場合はすぐ転職を決断できます。
会社に所属しているけれども、その会社にはどっぷりはまらない。一生働きたいと思っていても、どこか俯瞰的に自分自身を見つめる。そういう姿勢を常にもっておかないと、いきなり40代でリストラされたら軌道修正できません。今までのルールは他社では通用しませんし、年齢を重ねたことによって、自分自身が変化に対応できない人になってしまっていることがあります。
一生この会社で働きたい!
そう思っていても、どこかで会社を疑う。自分はいつか転職するかもしれないという意識をもつ。そうすることで思考停止状態から解放され、見えなかったものが見えるようになります。
実は転職してすぐというのは、誰もがおかしな点が見えているんです。しかし 「慣れ」 によって、おかしな点が普通に見えるようになります。下記記事を以前書きましたが、一生この会社で働きたい!という人から学ぶより、転職してきた新人とコミニケーションをとってみてください。思わぬ発見があります。
「外から来てみて、この会社ってどう?」
よくする質問のひとつです。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
コメントを残す