履歴書にさりげなく書いてある「年齢」は、面接官の妄想を掻き立てる恐ろしい数字であり、威力は抜群です。
「今度の候補者は45歳かぁ・・・白髪も混じって、少し疲れた感じの人かな」
「この人、35歳って書いてあるけど、写真を見る限り40歳の雰囲気だな」
年齢を基準に、面接官が考える35歳、40歳、45歳像と照らし合わせて、そこより若いか若くないかと面接前にあれこれ考えます。面接官も意識していないようで、実は「無意識のうちに」世の中の35歳のスタンダード、40歳のスタンダードを持って面接に臨み、自分の考えるスタンダードと候補者の見た目を比較するのです。
「あ、この人年齢の割に若いなぁ~」
「あれ、履歴書の写真よりも、だいぶ老けているぞ」
口にこそ出さないものの、そんなことを頭の中で考えています。しかも、選考に影響がないかというと、これもまた口には出さないけど影響しています。
候補者の見た目が、もしも実年齢以下に見えたら・・・
入社して3年目だと、新入社員に間違えられるのがイヤなので、むしろ老けてみられるほうがメリットと感じてしまいます。しかし35歳を過ぎてくると、履歴書の年齢でキャリアが十分なことは分かりますから、老けて貫禄があるように見せる必要がない年齢になってきます。
ちなみに実年齢より若く見える人の11の特徴という記事(女性向け)があって、抜粋すると次のようなものになります。
1、常に理想のスタイルをキープしている
2、肌の手入れが行き届いている
3、適度な運動を継続している
4、ピンクや赤など常に明るい服を着ている
5、好きな人がいて常に恋愛している
6、いつも笑っていてほがらか
7、ファッションに気を遣っている
8、髪に艶とボリュームがある
9、様々なことに興味をもっている
10、食生活がしっかりしている
11、感度が良い
引用元:https://welq.jp/5565
4.以外は、男性にも当てはまると思います。
たまたま候補者のキャリア(スペック)が同程度だった場合、見た目も検討項目に公には言いませんが入ってきます。不摂生で太っている人か、スポーツが趣味でスタイルにも気をつかって自己管理できている人か・・・スペックが同じなら後者を採用したいと思いますよね?同じスペックで、10年前に流行ったスーツを来て面接に臨んだ人よりも、スマートに今のトレンドを抑えたさわやかな人を選んでしまうのが人間です。
肉体もファッションも世の中の情報も、実年齢マイナス5歳の話題について行けるように仕上げておくことが、面接においては大切です。11番の感度がよいというのはとても大切で、実年齢マイナス5歳の知識もおっくうにならずに情報収集できているかは、面接でもよく聞かれることです。自分の経験という安住の地以外の情報を収集しているか、それが感度がいいということになります。
感覚的なものですが、若く見えるほうがお客さんのウケ(社内的にも)がいいと考えたり、関係ないのにより長く働けるんじゃないかという妙な錯覚に陥ることもあります。老けてる方はより老けていって、すぐ老害と呼ばれかねない気になります。
ちなみにタイトルにある「実年齢マイナス5歳」の理由は、10歳若く見せると不自然になりイタイ人と思われるようです。実年齢マイナス3歳から5歳くらいのところを狙うと、自然に若いと思われるようですよ。
わたしが最もお世話になった転職エージェント→ リクルートエージェント
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