「キャリアリリース40」は元リクナビNEXT編集長が作った35歳からの転職支援サービス

シニア向け転職サービス

36歳を迎えた瞬間から求人スカウトは激減

みなさんは、この現実を知っていますか?

「35歳から36歳の誕生日を迎えた瞬間、メールの求人スカウトのオファー数が激減し、応募した際の書類選考通過率も半減します。誕生日前後のたった24時間で、能力やスキルが突然劣化するわけでもなく、本人の意欲にもまったく変化がないにも関わらずです。これと同様の現象は、40歳、45歳、50歳など、5年ごとの節目に起こっており、その都度半減を繰り返しています」

この話は大手転職サイト「リクナビNEXT」で2006年から2013年までの7年間、編集長を務められた黒田真行さんから伺いました。その黒田さんが2014年12月に新しく立ち上げた「35歳からに特化した」転職支援サービスがキャリアリリース40です。

この話を逆手にとれば、36歳、41歳、46歳、51歳というわずか1歳差で落とされてしまった金の卵たちは転職市場に山ほどいることになります。日本の長年にわたる採用のルール、いわゆる 「年齢フィルター」 を企業が実施している結果です。

本ブログは「35歳からの転職」というタイトルで運営していますが、わたし自身「年齢フィルター」を受けた経験があります。実際黒田さんにお会いして、年齢フィルターに立ち向かう 「キャリアリリース40」 のサービスの特徴について聞いてきました。

キャリアリリース40の大きな特徴は 「一本釣りシステム」

「キャリアリリース40」と他転職サイトとの大きな違いは、一本釣りシステムです。

「年齢フィルター」をかけたがるのは人事部です。採用人数が絞り込めずに業務効率が落ちるので、やむを得ない部分もあります。ところが現場のキーマンであったり、経営者というのはそこまで年齢に対して意識がありません。年齢に関係なく、いい人材は欲しいと思っています。そこで黒田さんは人事部をスルーして、社長、経営者、役員、現場のキーマンに直接声をかけるという、まさに「一本釣りシステム」を始めたのです。

転職成功者の平均年齢は毎年上昇し、Doda調べではとうとう32.0歳まで来ました。35歳を過ぎても、以前よりは転職しやすい環境にあるように言われています。しかし、「年齢フィルター」は相変わらず外れていないという悲しい現実を目の当たりにした黒田さんが、こういったサービスを立ち上げることでミスマッチを減らそうと考えたわけです。元リクナビ編集長としての人脈をフル活用して、「一本釣りシステム」 は完成しています。

転職に向いている人転職してはいけない人

【書評】「転職に向いている人転職してはいけない人」は35歳から転職する人の必読書!

2017/06/08

キャリアリリース40に登録してみました!

仮登録画面(下の画像)に、「独自のアルゴリズムで採用可能性のある企業を抽出」と書いてあります。

シニア向け転職サービス

転職サイトで最近流行りなのが、人工知能・アルゴリズムを使った提案型タイプです。以前ご紹介した20代向けのキャリアトレック、Gunosy Career などが有名です。メアド、年齢、学歴、スキル、職歴などを登録するだけで、自分にあった求人を自動的に提案してくれます。

わたしが気になった入力項目が 「理想の仕事のかかわり方」 を入力する欄(下の画像)です、転職サイトではあまりお目にかからない項目です。仕事の内容について、どう関わりたいのか、仕事をどう進めて行きたいタイプなのかを登録します。

キャリアリリース40

また、キャリアリリース40の登録画面には、このような表示があります。

キャリアリリース40登録

転職サイトやエージェントは自社で内定をもらって欲しいため、他のサービスと併用を薦めません。しかしキャリアリリース40は、併用を薦めています。わたし自身もエージェントは必ず複数登録して、転職活動してきました。既存エージェントは6か月という登録期間内に内定をもらえないと、サービスは終了です。たくさんの応募者をいつまでも抱えると、効率が悪いからです。

一方のキャリアリリース40は「一本釣りシステム」なので、職歴を企業に打診して待つというサービスです。期限を設けずに、在職中に企業からの連絡を待つという余裕を持った転職活動ができます。もし6か月で内定がもらえなかったとしても、こちらは打診を続けてくれます。6か月でサービス打ち切りという経験があるわたしから見ても長期登録が可能なのは、本当に心強いです。

35歳を過ぎただけで転職できない?

35歳を過ぎて転職活動をすると、誰もが感じる年齢の壁。この「キャリアリリース40」というサービスがスタートした意味は、こういった年齢だけで転職機会を失っている人にチャンスを与えるということです

大手転職サイトは、効率のいい25歳~34歳までの転職市場の求人を多く扱います。「キャリアリリース40」は敢えて効率の悪い、35歳以上の求人に特化した転職サービスです。40という名前がついていますが、”40歳前後の” という意味なので、35歳以上の求人に強みがあります。(30歳以降でも登録されている方はいます)

「35歳からの転職」というブログは、35歳転職限界説など「年齢」というだけで辛い目にあってきた人に向けてずっと書いてきたので、この転職サービスの話を聞いた時は本当に賛同しました。

他の転職サイトやエージェントとの併用を勧めているサービスなので、こちらも登録してみてください。

無料登録はこちらから可能です → キャリアリリース40 (公式サイト)

わたしが最もお世話になった転職エージェント→   リクルートエージェント

35歳以上の方のための転職支援サービス
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元リクナビNEXT編集長が作ったミドル世代専門の転職支援サービスです。求人を公開していない企業の経営者に、匿名で経歴情報を売り込むことで、あなたの活躍可能性が格段に広がります!






2 件のコメント

  • 「転職苦労人」様 

    Career Release40を運営しております黒田と申します。
    詳細な分析をもとに、コンセプトをご理解いただきありがとうございます。
    開始1か月半で打診先企業も、まだまだ拡大している最中ですが、
    「年齢の壁」に苦しむミドル世代の方々のお役にたてるよう、
    引き続きサービスを拡充していきます。今後ともよろしくお願いいたします。

    他の記事も拝見しましたが、素晴らしいコンテンツですね。

  • 黒田さま

    ご連絡ありがとうございます!

    ご本人から連絡頂けて光栄でございます。そしてコンテンツ読んで頂いて、ありがとうございます。

    キャリアリリース40のコンセプトはとてもすばらしく、35歳以上の多くの転職希望者を勇気づけるものになると思っています。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    35歳転職限界説を突破して2回内定をGet、5つの会社を渡り歩いたジョブホッパー。人生トータルでは日系・外資系企業合わせて8回内定。ムダに転職活動経験が豊富で、転職エージェントを11社利用する。マネージャーとして面接官の経験もあるため、採用する側の論理も理解している。転職完全ガイド(晋遊舎)という本に、わたしの転職ノウハウが掲載される。